全国各地のコミュニティオーナー/マネージャー
“シタテビト”へインタビュー

高知県でコミュニティ活動をする理由

モデレーター

みずの けいすけさん

愛知県瀬戸市出身。フリーランスのコンサルタント。2006年明治大学政治経済学部卒。広告代理店でのプランナー勤務を経て、株式会社マイナビに10年勤務。その後、note株式会社で3年。のべ500社以上の情報発信をお手伝い。法人のメディア運用やSNS活用法のアドバイスを行なっている。

ゲスト

小林 洋実さん

高知県出身。関東・関西でWeb/クラウドのエンジニアとして働いたのち、大好きな地元にUターン。2020年より、株式会社SHIFT PLUSにて高知県のIT関係人口創出、人材育成事業の運営を担当。最近は新事業立ち上げにも挑戦中。
県外にいる時から「高知で一人一人がやりたいことに対してアクションできる場、応援する人と繋がれる場」を作りたいと思い、「CLS高知」や「Startup Weekend 高知」というコミュニティの運営を担当。
高知の人ができることを増やしたいと、公私共に活動中。

今回のTailors(シタテビト)は、「Startup Weekend 高知」の発起人 小林 洋実(こばやし ひろみ)さんです。「Startup Weekend」は、世界中で数十万人が参加しているスタートアップ体験の名前であり、金曜日の夜から日曜日までの54時間で仲間づくりをしながらプロトタイプを作り仮説検証を回し続けます。

動画の中では、小林さんが高知でコミュニティ活動をする理由を伺いました。

https://youtu.be/WK3sKqDij_M

みずの:今高知で挑戦されていることについて、お伺いしてもよろしいですか?

小林:はい、そうですね。今私がメインで関わらせてもらっているのが2つあって「Startup Weekend」っていう起業体験のコミュニティと、もう一つは「CLS高知=コミュニティリーダーズサミットin高知」です。「CLS高知」では、コミュニティの関係者が集まるコミュニティを運営させてもらってます。
最初は、参加者として参加したんですけど、今ではどっちもイベントの企画とかどんな人を巻き込むかとかそういう感じで、運営の中心をやらせてもらってます。

チャレンジしてることというか、根幹でその思いっていうのがありまして。それが「好きな場所で好きな人と好きなことをして生きていく人を増やしたい」っていうのを思っているんですよ。

みずの:う〜ん、はい、良いですね。

小林:私の原体験があるんですけど、高知だとまぁ田舎で、その会社の種類とか仕事の種類とか、そばにいる大人の種類が限られているんですよね。大学行って公務員になるとか銀行に入るとか、大きい安定した企業に入って、家庭を持って、お家を購入してみたいなスタンダードな流れが……

みずの:ありますよね!各地域ごとにありますよね。

小林:それもそれで良いんですけど、生き方ってもっといっぱいあるよねっていうのを思っていて。
コミュニティのようないろんな人に出会えるような場が作れると、もっとその自分にあった選択とかこんな人いるんだとか、「みんな無理っていうけどこの人はやってるから自分も頑張ろう」みたいな出会いが作れると良いなと思って、いろいろとやってるような感じです。

みずの:良いですね。そのオーソドックスな選択肢ももちろんそれが良いっていう方はそれでも良いんだけど、「選択肢がもっと選べたら良いのに」っていう思いを小林さんご自身がお持ちだったってことですよね。
それって、職業選択ぐらいの中学生・高校生になっていく途中でも、ずっと思っていたことだったりするんですか?

小林:あ〜そうですね。高校の卒業前とかどこの大学に進学するかとか……

みずの:ありますよね。

小林:はい。高校生の時にまず始めにそう思って、もっと「海外行きたい」とか「こういうことしたい」とか考えてたんですけど、共感してくれる人があまりいなくて……「安定しないよ」とも言われましたね。あとは、学校としても前例がないので、なかなか「こうしたら良いよ」みたいに伝えられなかったのかなっていうのは思っていました。
大学に入学した後は、あまり授業に行かずに、コミュニティとか周りの大人とか興味あるところにガンガン入っていって、そしたら「コミュニティってこういうことだったんだ、こういう人もいるんだ」ということに気づいてすごく勇気を貰えました。社会人になってからもそう感じることが結構多くて、「好きな場所で好きな人と好きなことをして生きていく人を増やしたい」という思いは自分の原体験としてあったなぁと思いますね。

みずの:実際にいろんな人と出会うことでだんだん自分の思いが固まっていったようなお話で、すごく良いなぁという風に聞いておりました。

場を作るって考えた時に、いろんなアプローチがあると思うんですよ。ね。それで、なぜコミュニティの形式を取っていったのかが気になります。要は、一人でゴリゴリ営業していくような道もなくはないと思うんですけど、小林さんはなぜコミュニティを選ばれたのかっていうところでの考えはありますか?

さっきのね、飛び込む時のきっかけになってたっていうのもすごく一個恩があるっていう感じも受けましたけどね。

小林:いろんな選択肢の中でコミュニティを選んだっていうわけではないんです。でもきっかけとしては、高知にUターンする時にコミュニティのイベントに飛び込んだりとか、前職でエンジニアのコミュニティに誘われて入って、会社ではあまり相談できないことを相談できる人がいたりとか。あとは第一線で活躍している本に載っているような人が出てくれたりとか。なんかすごく面白いなっていうのを思いましたね。
何か始めるのであれば、やっぱり営業的に行くこともあるんでしょうけど、そうではなくて人と人として利害関係なく仲良くなることが良いと思いました。その方がやっぱり親身になっていろいろ教えてくれますしね。

みずの:なるほど、なるほど。

小林:最初はそんな感じでコミュニティに入っていって、居心地が良かったです。でも、だんだん自分が貰うだけではなくて「Giveで返す」っていうところもやっぱり意識していくようになりましたね。力になれるところは力になりたいですし、自分も全然ネットの情報がない中、コミュニティに飛び込んで、人のつながりでいろいろ教えてもらいましたし。
Uターンすることができたのもコミュニティのつながりなんですけど、そういうつながりがあると、やっぱり人生が変わるターニングポイントはすごく良い選択ができるって思いました。自分にもそういうことができるのであればやりたいし、やっていくと人脈がすごく広がっていって、自分が何かやりたい時に声を掛けさせてもらったり、協力してくれる人も有り難いことにでてきます。それで少しずつ自分がつながりを作っていく立場に自然となったみたいな感じですね。

みずの:元々「こうしたい!」っていうのがあったというよりは、都度都度良いなっていう方を選びながらだったんですか?

小林:そうですね。

みずの:すごくしっくり来るお話でした。

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