女性だけでコミュニティをやって体感した3つのメリット
大塚 智子さん
福岡県出身。大学で地域経済を学んだのち、ソフトバンクグループに7年勤務。その後、Mistletoeにて創業支援事業に4年半従事。個人の活動として、地域コミュニティ・教育・キャリア形成に関するプロジェクトに多数参画。現在は、主に、大分県別府市をはじめとした自治体の創業支援、九州圏内の大学生への講義やワークショップ、ベンチャー企業の成長支援などを中心に活躍。
鈴木 奈津美さん
母親アップデートコミュニティ発起人、一般社団法人母親アップデート 代表理事。 自身が母子家庭で育った経験から、「母親だからできない」を無くしたいと思い、コミュニティを立ち上げるに至る。 多様な価値観をミックスすることを大切に活動。 2019年1月 「母親を、もっとおもしろく。」をビジョンに母親アップデートコミュニティを立ち上げ。 2020年8月 一般社団法人母親アップデートを設立。2002年より日本ヒューレット・パッカード株式会社に勤務、アカウントサポートマネージャーを経て、現在は企業向けマーケティングに従事している。
今回のTailors(シタテビト)は、「母親アップデートコミュニティ」の発起人 鈴木 奈津美(すずき なつみ)さんです。コミュニティでは「母親を、もっとおもしろく!」をVisionに活発に活動されています。
動画の中では、女性だけでコミュニティをやるメリットを3つお話しいただきました。
▼母親アップデートコミュニティの詳細はこちら
https://haha-update.com/
大塚:鈴木さんも女性コミュニティが苦手だったと書いてあってびっくりしたんです。何かそのギャップを埋めたものって何だったんでしょうか?
鈴木:いざやってみると、女性だけでコミュニティをやるメリットがすごくあるなと思ったんですね。3つぐらいにまとめるとですね、1つ目は、「ジェンダーバイアス」っていうのが根強いなと思っていて、母親が家事・育児をするものとか、これって根強いものだったりして。そういったジェンダーバイアスがない環境にあるっていうのはすごい大事だなと思いました。
2つ目は、女性だけという場だからこそ話せる悩みだったり、話題だったり、安心感があるなと思いました。
3つ目は、リーダーシップ経験です。女性と男性がいる場だと、無意識に「男性にリーダーを譲ろうかな」となることがあるなと思ったんですね。私たちのコミュニティには女性しかいないので、誰かがリーダーシップをとって、企画などのリーダーをやることになります。そうすると、そこで経験が積めてそれを外でも活かせると思っていて。「リーダーシップは才能よりも経験」といわれることがあるんですけれども、まさにそれを実感しています。手を挙げるっていうのもハードルが高いですが、「一個何かやってみよう、ファシリテーションやってみよう」っていうところからスタートして、「じゃあ次はイベント企画やってみようかな、プロジェクトやってみようかな」とどんどん発展していきます。そういう経験が積める場というのが大きいなと思いました。
女性だけの場が苦手だというのは、なんとなく他の人と自分を比較してしまっていたというところがあるので、誰も否定しないというたった1つのルールがあることで、「自分自身でいて良いんだよ、自分自身が肯定できる場がここにあるんだよ」っていうのを明確化していきましたね。
大塚:100万回くらい頷いていました(笑)
女性男性と区分けができない時代ではあるものの、全員に経験というチャンスがまわってくれば、本当の意味で豊かな社会になるだろうなと思っていたので、ものすごく頷いていました。
鈴木:ありがとうございます。本当におっしゃるとおりだと思います。
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