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【CSメンバーインタビュー vol.2】地域おこし協力隊からCSへ 現場での実感をいかし偏りのない社会へ

テイラーワークスで、カスタマーサクセスを担当されている三須さんにインタビューしました。

奈良県から、コミュニティオーナーの皆さまの最も近くで伴走支援をしている三須さん。ご自身のどのような体験と思いから、日々コミュニティ運営のサポートを行なっているのか、うかがいます!

三須 あかり(みす・あかり)

徳之島にて島内初となる自社の通信環境を体験できるコワーキング・シェアスペースの立ち上げ〜運営までを担当。その後、宮城県七ヶ宿町における起業型地域おこし協力隊として、空き家活用の企画、地域の企業とコラボ商品開発、地域産品ECサイトの企画提案など地域おこしに取り組んできた。

────テイラーワークスはフルリモートを導入しているので、三須さんにはお住まいの奈良県からオンラインインタビューを受けていただきます。

これまでに、鹿児島県や宮城県へも移住された経験があるのだとか。

三須:

よろしくお願いします。生まれも育ちも奈良県ですが、大学入学を機に上京し、卒業後に鹿児島県徳之島へ移住して、働き始めました。

────最先端の働き方ですね!

三須:

いえ、実は、コロナ禍で大学の卒業式がなくなり、新卒入社時に緊急事態宣言が発出されて、というタイミングでの新卒入社からの移住だったので、時代に流されるうちに図らずも時代の流れに乗っていた感じです(笑)

移住も、自分の意志というより、縁あって入社した会社の都合で、というところが大きくて。営業所が、徳之島にあったんですよね。

────なるほど。徳之島ではどのような取り組みを?

三須:

離島や山間部といった地域にインターネット環境を整備・提供する通信インフラの会社でした。地域の方によりインターネットを使っていただくために、島内初となるコワーキングスペースの立ち上げに奔走しました。

ちょうど、テイラーワークスの本社があるWe Workのフリースペースのようなイメージですね。出張で徳之島へいらした方や、ワーケーションを行っている方々に地域の場所を使っていただく試みでした。

────地域のPR動画も制作されたのだとか!?

三須:

はい。移住してきた私を温かく受け入れてくださった徳之島に恩返しをしたいと思って制作した島のPR動画が、なんとコンテストで優勝しました。
動画内の曲は私が作詞をして、島でできた友人が作曲をしてくれました。他にも動画へ出演してくれたりなど、徳之島で関わったたくさんの方々にご協力いただいたものなので、すごくうれしかったです。こんな感じで、移住しながら働くことを楽しんでいました。

▼PR動画はこちら「新島人/遊ぼうぜ 徳之島」(徳之島観光連盟)
https://youtu.be/gJ1-ToQI0jY

────地元の方々との密な関係性がうかがえますね! その後、宮城県へ移住されています。

三須:

「地域の現場を見てみたい、関わりたい!」という思いが学生時代からあったので、地域おこし協力隊※として宮城県七ヶ宿町へ移住しました。これまで、東北地域に深く関わったことがなかったなぁ、と思ったので。

一口に地域おこし協力隊といっても、文化振興をミッションとしていたり、農業従事者として移住するパターンなど、自治体の募集形態によって様々です。

実は私、一人目の起業型地域おこし協力隊だったんです!
地域資源を活用しながら、商品開発や古民家活用といった事業創出に関わりました。
例えば、地域の酒蔵の、何回か使った後は捨ててしまう酒袋をアップサイクルする事業などに取り組みました。

※地域おこし協力隊:都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組のこと(総務省HPより)

────事業を創出するにあたって、地域の方々とはどのような対話を重ねましたか?

三須:

皆さん同じように、「地域を良くしたい」という思いを持っていらっしゃいます。でもこれまで、飲み会の場や立ち話だけでは、アイデアは出てもなかなか実行に移す段階までには至らなかったそうなんです。

私は、地域資源を使うワークショップに参加したことがきっかけで地元の生産者の方々とつながり、すでに構想としてあったアイデアをビジネスとして実現に移すサポートを行いました。
リソースをどのように確保するか、パッケージデザインなどをどのように制作するか、どこへ発注するかなど、相談に乗りながら共に考え、事業を具体化していきました。

────移住や地域おこし協力隊での経験が、現在のカスタマーサクセスとしての業務にいかされているのでしょうか?

三須:

そうですね。特に、小規模な自治体の皆さまが抱える課題や感覚などには、現場に身を置いていたからこそリアルに共感できているように感じます。

例えば、コミュニティに興味はあるが、地方都市で活用する具体的なイメージがまだわかない、など……。
少子高齢化や地域資源の枯渇、交通インフラの面で課題を抱えている地域の皆さまにこそ「 Tailor Works 」を活用いただきたいという思いがあるのですが、手が届きづらい、という気持ちも、理由も、同時にとてもよくわかります。

────お客様が抱える課題を身をもって実感できるというのは、大きな強みかもしれませんね。今後、テイラーワークスでどのようなCSになっていきたいと思いますか?

三須:

将来的に、地域の先にいらっしゃる、個人の方々にコミュニティアプリを活用いただきたいと思っています!
「偏りのない社会を実現したい」という思いはこれまでずっと持っているものなので、様々な地域の個人の働きかけから、社会が、ひいては日本全体を良い方向へ変えていくことができたらいいですよね。

プロダクトや事業を拡大していくのと同時に、お客様と試行錯誤しながら主体的にチャレンジしていけるパートナーでいられたら、と思います。

────三須さん、ありがとうございました!

▼これまでのCSメンバーインタビューも、ぜひご覧ください!
【CSメンバーインタビューvol.1】「コミュニティに育てられました」踏み出せば踏み出すほど面白くなるコミュニティ体験
https://www.wantedly.com/companies/tailorworks/post_articles/418478

テイラーワークスとは

テイラーワークスは、コミュニティアプリ、ノウハウを市場に提供しているコミュニティプラットフォーマーです。様々な社会課題を解決していくエコシステム創出を手掛けています。

当社が提供する「 Tailor Works 」は、ユーザー間の課題解決やコラボレーションを促進するコミュニティアプリです。

コミュニティマネジメント機能を始め、ユーザーが課題や相談を掲出し、コミュニケーションを促す体験設計が特徴のため、オープンイノベーション関連の施策や社会課題解決、共創プラットフォームなど、課題解決をテーマにしたエコシステムとコミュニティの創出に適しています。

コミュニティコンサルティング等の伴走支援もあり、大手エンタープライズ企業や地域金融機関、自治体などで導入が進んでいます。

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