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【CPメンバーインタビュー vol.5】仕事も暮らしもコミュニティ中心! 持続可能な好循環をつくりたい

テイラーワークスで、コミュニティプロデュースを担当されている楠瀬さんにインタビューしました。
高知県から、新たなオーナー候補の方々との対話や情報交換に邁進している楠瀬さん。ご自身のどのような体験と思いから、日々コミュニティと向き合っているのか、うかがいます!

楠瀬 まどか(くすのせ・まどか)
高知県在住。高知県の機械メーカーで採用人事に携わりながら、人口流出など地方における問題を目の当たりにし、それらの課題を解決することを目標にしたコミュニティ、「まんまる高知」を立ち上げた。共同代表として、地域内に住む若者同士の交流創出や関係人口創出に向けたコミュニティ運営に取り組んでいる。

 

────テイラーワークスはフルリモートを導入しているので、楠瀬さんにはお住まいの高知県からオンラインインタビューを受けていただきます。楠瀬さんはこれまで、高知県でコミュニティを企画・運営されてきたのだとか?

楠瀬:
地元・高知県で「まんまる高知」というコミュニティを立ち上げ、運営をしています。

このコミュニティは、高知が抱えるさまざまな地域課題の解決を「ジブンゴト」として解決したいと考える熱いメンバーが集まる「第三の場所」として、自分達がやりたいことをプロジェクト化したりイベントを開催したりできる自由な場所でありたいと考えています。

これまで、高知の日本酒を若者に浸透させるプロジェクトや、防災意識向上のプロジェクトなどがコミュニティをきっかけに始動しました。

▼「まんまる高知」Webサイト
https://manmarukochi.jp/

 

────テイラーワークスにジョインされる前から、コミュニティ運営に関心があったのですか?

楠瀬:
関心があったというか、高知で暮らし働いていくうちに必然性を感じるようになった、という方が近いかもしれません。
まずは、高知と私の関係についてお話ししますね。

実は高知県で働くというのは、元々自分の希望ではなかったんです。
私は高知県出身ですが、大学時代は京都で学びました。それから、海外移住を見据えて大学院への進学を考えていたのですが、タイミングもあってなかなかうまくいかず……仕方なく地元へ戻り就職したんです。
それでも、せっかく縁あって暮らすことになった場所。どんなふうに楽しく過ごしていけるかを考えるようになりました。

高知県は、坂本龍馬の生誕地でチャレンジャーが多い土地柄とされる一方、南海トラフ地震への脅威を常に抱えているという側面もあります。
私自身、就職した製造業では防災担当としてBCP(事業継続計画)の推進に関わっていました。
そんな時、南海トラフ地震対策のセミナーへの参加をきっかけに、その後、共同代表として「まんまる高知」を立ち上げることになる同志と出会いました。

それまで、「地域をより良くしたい!」という熱量を持った同年代の人との出会いが少なくて。
そもそも、高知県では学校教育を終えた後は大都市へ出ていってしまうという例が多く、若者、特に20代の絶対数が少ないんです。
だから、そういった「出会い格差」を解消すべく、高知を変えていきたいと思っている熱い人と出会えて、考え方を認め合える場所を作りたいと思ったことが「まんまる高知」立ち上げのきっかけでした。

 

────ご自身でやってみてわかったコミュニティ運営の難しさなどはありますか?

楠瀬:
やはり、「継続性」ですね!

コミュニティ運営を続けるうちに、「メンバーそれぞれの行動意欲が強くても、ビジネスとして継続できないと難しい」と感じるようになりました。
プロジェクトが動き始めたのはいいけれど、それをどう軌道に乗せていくかというところは、メンバーもそれぞれ本業があるため、それにかかりきりになるというわけにもいかず。

さらに、軌道に乗ってきたプロジェクトは事業化されコミュニティから羽ばたいていくので、喜ばしいことではあるのですが、じゃあその後コミュニティとはどういった関係を保っていただけるのかという点に課題を感じています。なんとか良い循環を作っていけると良いのですが……。

 

────テイラーワークスでの業務とご自身の活動は、どういったバランス・関係性ですか?

楠瀬:

コミュニティの「継続性」という面に頭を抱えながらもテイラーワークスへジョインし、セールスとして関わるなかで得たものがたくさんあります。

営業活動では、既存のパッケージを販売するのではなく、事業の構造を考えながらそれぞれのお客様に合う多様な提案をしています。この経験全てがありがたく、コミュニティ×ビジネスの枠組み作りを身をもって実践していると感じます。

私が貢献できていると思う点はやはり、地方都市で製造業に従事していた経験があるため、地域事業者の方と肌感覚が似ているところでしょうか。
地域や業種は違っても目指す世界観や課題、地域への思いはそう遠いものではなく、共感を持って対話できているように思います。

 

────今後、どのような取り組みをしていきたいと思いますか?

楠瀬:
テイラーワークスでの業務と自身の活動の好循環を築いていけたらと思います!

現在、「まんまる高知」ではコミュニティマネジャーの立ち位置ですが、テイラーワークスでの業務からコミュニティ運営のヒントを日々もらっています。
逆もまた然りで、この活動を活性化していくことができれば、その過程で実践した現場の運営方法や仕組みを、実証実験的に業務へ還元していけると思っています。
今後のプロダクト拡充に向けても知見を活かせれば。

実は日頃から、自社の利益や高知県の活性化だけに留まらず、「日本を底上げしていかないといけない」、という感覚というか使命感のようなものがあって。
スコープが大きすぎるのではと思うこともありますが(笑)、将来私たちが快適に生活していくためにも、経済のことや地域の公共サービスの持続可能性といった視点は忘れてはならないものだと感じます。

そのために、「今、何が足りないのか?」「どうすればより良くなるのか?」を常に考え、他者と手を取り合いながら走り続けていきたいと思います!

 

────楠瀬さん、ありがとうございました!

▼これまでのCPメンバーインタビューも、ぜひご覧ください!

【CSメンバーインタビューvol.1】「コミュニティに育てられました」踏み出せば踏み出すほど面白くなるコミュニティ体験
https://www.wantedly.com/companies/tailorworks/post_articles/418478
【CSメンバーインタビュー vol. 2】「コミュニティ運営に王道なし」一緒に小さな成功体験を重ねたい
https://www.wantedly.com/companies/tailorworks/post_articles/425842
【CSメンバーインタビュー vol.3】地域おこし協力隊からCSへ 現場での実感をいかし偏りのない社会へ
https://tailorworks.com/news/cs_interview3/
【CPメンバーインタビュー vol.4】好奇心の赴くまま旅して創発する場をつくる
https://www.wantedly.com/companies/tailorworks/post_articles/464772

 

テイラーワークスとは

テイラーワークスは、「世界を変えるつながりを創る」をミッションに、「ひらめきにときめく社会」をビジョンに掲げ、コミュニティプラットフォーム「Tailor Works」や、コミュニティ運営ノウハウを市場に提供しているコミュニティプラットフォーマーです。
産業に関わる多様なステークホルダーが課題を共有しながら社会課題解決に資する成果を生み出す「共創型コミュニティ」の創出を手掛けています。
コミュニティコンサルティング等の伴走支援もあり、大手エンタープライズ企業や地域金融機関、自治体などで導入が進んでいます。

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