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【CPメンバーインタビュー vol.6】複数の拠点を持ち、客観的にコミュニティを見つめる

テイラーワークスで、コミュニティプロデュースを担当されている村山さんにインタビューしました。
埼玉県と京都府の二拠点で暮らしながら、コミュニティオーナーの方々の伴走支援に邁進している村山さん。ご自身のどのような体験と思いから、日々コミュニティと向き合っているのか、うかがいます!

村山 愛津紗(むらやま・あづさ)
埼玉県と京都府との二拠点生活。大手広告代理店でナショナルクライアントのマーケティング戦略支援、共創型ワークショップ運営などを担当。その後、READYFORでキュレーターとしてプロジェクト推進のサポートを行う。フリーランスとしてコミュニティ運営の経験も豊富。

────テイラーワークスはフルリモートを導入しているので、村山さんには埼玉県からオンラインインタビューを受けていただきます。
埼玉県と京都府との二拠点生活なんですね! どちらも、ゆかりのある地域なのですか?

村山:
埼玉県には実家があるのですが、実は京都には縁もゆかりもないんです!
きっかけは、コロナ禍で当時働いていた会社がほぼフルリモートワークになったこと。当時は東京で一人暮らしをしていたのですが、せっかくだからどこか別の場所に住むのもいいな、と考えはじめました。たしか、2020年の秋頃だったと思います。とある映画を観ていたら、京都へ行きたくなって。中学の修学旅行ぶりに京都を訪れました。
一週間ほど滞在するつもりだったのが、街のすぐそこにある自然や自社仏閣の清らかな空気感がとても心地よくて、結局、1ヶ月ほど過ごしてしまいました。

それからちょくちょく京都へ行くようになり、東京の住まいを引き払い、京都に家を借りました。山の麓にあるシェアハウスで暮らしています。用事ベースで二拠点を行ったり来たりする生活です。


(趣味は山歩き。関東でも京都でも歩いています)

────ここ数年で「コミュニティ」を強く意識する経験があったそうですね

村山:
前職では、クラウドファウンディングのプロジェクトを支援していたのですが、その中でコミュニティという存在の大きさを感じるようになりました。。クラウドファウンディングは信用をお金に換える仕組みという性質もあるため、プロジェクトの発起人がどういったコミュニティに所属し、どういった人間関係を築いてきたのかということを把握しながら動くことが多かったように思います。
一言で「コミュニティ」といっても、いわゆる最近のオンラインサロンのようなものだけでなく、地域での緩やかなつながりや、身近に助け合える仲間がいたりして、プロジェクトを力を合わせて実現できる共創関係というものが顕著に見られました。
それで、私自身、つながりや拠り所があるって素敵なことだなと思うようになりました。

 

────ご自身は、どのようなコミュニティに所属していますか?

村山:
今、私が個人的に入っているのは、「人生をデザインする」ことが目的のオンラインコミュニティです。これもコロナ禍がきっかけで所属したのですが、私にとって初めてのオンラインのプラットフォームを利用したコミュニティでした。

主催者はいますが、メンバー同士が勝手に集まって何かをやっていることも多く、かなり自走しているコミュニティですね。場所や所属に縛られていないメンバーも多いです。
私自身もかなり楽しみながら、メンバー同士の交流を推進したり、時にはイベント企画に関わったり自分が前に出るというよりもコミュニティがメンバーのみなさんにとって心地のよい場所になるように活動しています。
性格的に、昔から仲人タイプなんですよ(笑)

 

────テイラーワークスでは、普段どのような業務をされていますか?

村山:
テイラーワークスでは、メディア関連のコミュニティや官公庁のコミュニティ、インフラ系のコミュニティなど、多様なコミュニティの伴走支援を担当しています。

カスタマーサクセス的な業務かと思いきや、コンサルティングの要素が多かったのは意外でした!
まずはコミュニティスタートプログラムを通じて、コミュニティオーナーの方と一緒にコミュニティの目的やテーマ、方向性、メンバーのペルソナなどを話し合いながら整理・設計していくのですが、この時間がとても重要だと感じています。

コミュニティの姿を描ききれないまま走り出してしまうと、いざコミュニティが動き出しも、具体的に何をしたらいいのか、どこから手をつけたらいいのか、道標の設定がない状態なので、コミュニティオーナーもメンバーも前に進んで行くことが難しくなってしまいます。
コミュニティに関わる人は、常に変わっていきます。コミュニティメンバーはもちろん、コミュニティを運営されている事務局であっても、異動などがありますよね。例え人が変わっても、立ち戻れる場所があればコミュニティの目的や進むべき方向性を見失わずに運営していくことが可能だと思っています。

 

────フリーランスでもコミュニティ事務局のご経験があるそうですが、現在のコミュニティプロデュースチームでの業務との違いは何ですか?

村山:
コミュニティの事務局として動くことと、テイラーワークスでコミュニティプロデュースをするということの一番大きな違いは、視点ではないかと思います。

コミュニティの事務局(特にコミュニティマネージャー)が担うのは大半が実務の部分で、コミュニティを円滑に運営するために必要な日々のタスクをこなしていくことが求められます。
もちろん、コミュニティの全体性や未来を描くこともありますが、どちらかというとそのコミュニティに最適な、今目の前にあることをやる、といった割と短いスパンでコミュニティを見ていることが多いように思います。
他方で、コミュニティプロデュースは、さらに上流からコミュニティ運営に入っていくイメージ。コミュニティオーナーの方と、「そもそもこれは、どういうコミュニティなんだっけ?」という大枠、コミュニティの姿を形を作っていくところから始まります。

語弊はありますが、運営者ではないからこそ、客観的な目線でコミュニティを見つめ直すことができますね。よそ者だからこそ言えることを外側の視点から見てあげられる、というか。コミュニティ運営のためには主観と客観の両方の視点が必要なのですが、いっぺんにやろうとするのはなかなか難しいものですから。

また、コミュニティプロデュース担当として複数のコミュニティを同時に俯瞰して見ていられることで、互いに良い作用を及ぼし活用していけるようなエッセンスや知見を届けることができるのではないかと感じています。

────今後、どのような取り組みをしていきたいと思いますか?

村山:
まだ入社して半年。共創を生むというよりも、とにかくがむしゃらに「コミュニティとは?」というところへ食らいついていくような感じだったので、これからは共創を生み出すとはどういうことか、その仕掛けに対するエッセンスのようなものをたくさん持つことを意識していきたいと考えています。コミュニティプロデュースとしての引き出しを増やすためには、とにかく実戦と蓄積しかないですからね!

Tailor Works上には、官公庁や事業会社の方などいろんなバックグラウンドを持つオーナーやメンバーの方々がいるのですが、多様な方と関わることに抵抗なく楽しめています。
私自身、これまで多様な人に関わってきたなという思いがあって。公務員の家庭で育ち、海外留学を経験し、大手広告代理店を経てベンチャー企業で働き——と、多様な目線を培って来られたのではないかという気がしています。だから、いろんな環境や考えの人がいるのは当たり前。どんなことを言われても、その言葉が出てきたご本人の背景や事情のようなものをまずは受け入れたい。色んなことを言う人がいますけど、その人の中での正しさや筋があってのことだと思うからです。そんな様々な考えや意見を、うまく翻訳して繋いでいけたらと思っています。

色々なコミュニティの共創や、より良くなるための手伝いができれば本望です。

 

────村山さん、ありがとうございました!

 

▼これまでのCPメンバーインタビューも、ぜひご覧ください!

【CSメンバーインタビューvol.1】「コミュニティに育てられました」踏み出せば踏み出すほど面白くなるコミュニティ体験
https://www.wantedly.com/companies/tailorworks/post_articles/418478
【CSメンバーインタビュー vol. 2】「コミュニティ運営に王道なし」一緒に小さな成功体験を重ねたい
https://www.wantedly.com/companies/tailorworks/post_articles/425842
【CPメンバーインタビュー vol.3】地域おこし協力隊からCSへ 現場での実感をいかし偏りのない社会へ
https://tailorworks.com/news/cs_interview3/
【CPメンバーインタビュー vol.4】好奇心の赴くまま旅して創発する場をつくる
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【CPメンバーインタビュー vol.5】仕事も暮らしもコミュニティ中心! 持続可能な好循環をつくりたい
https://www.wantedly.com/companies/tailorworks/post_articles/476290

 

テイラーワークスとは

テイラーワークスは、多様な人々と共感やビジョンでつながり、世界を変えるアイデアを実現する共創コミュニティプラットフォーム「Tailor Works」を提供しています。「世界を変えるつながりを創る」をミッションに、コミュニティで生まれたアイデアやソリューションに人が集い、「ひらめき」に「ときめく」イノベーティブな共創が、つながりの連鎖で社会実装されていく仕組みをサービスを通じて創造します。

Tailor Worksプロダクトサイト
https://tailorworks.com/

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