TECH BEAT Shizuokaの導入事例 #3

県内企業の課題を分かりやすく言語化することが、【Tailor Works】上でスタートアップ企業とマッチングするための第一歩

株式会社静岡銀行

地方創生部 推進役 
井出 雄大 様

TECH BEAT Shizuokaは、静岡県内事業者と先端技術を持つスタートアップ企業との共創の場を提供し、県内産業の活性化や新たなビジネスの創出を図るオープンイノベーションプログラムです。豊かな自然環境を有し、多彩な産業が集積する静岡県から、新しい価値の鼓動を生み出すために活動中。
お話を聞いたのは、静岡銀行の地方創生部に所属する井出雄大さん。「静岡県内の企業とスタートアップ企業との出会いを通じて、オープンイノベーションを起こしたい」と語ります。井出さんがコミュニティオーナーとして持っている、コミュニティに対する想いについて、様々なお話を伺いました。
こちらの記事では、Tailor Worksの具体的な活用方法や、利用する中で感じた気づきについてお話を伺います。

課題
  • イベントの盛り上がりが一過性となり、日常的な商談の活性化が難しい
  • オフラインの商談会では、会場に足を運ばないと関心のある企業やテクノロジーと出会えない
  • オンラインでの情報発信が、運営側による一方的なものとなりがち
解決
  • イベント前後の仕掛けを、Tailor Works上で一気通貫して対応できる
  • オンラインイベントだからこそ、今まで出会えなかった企業やテクノロジーと気軽に関わることができる
  • 運営側と参加者が相互にコミュニケーションをとれる

────前回は、Tailor Worksとの出会いや魅力について伺いました。今回は、Tailor Worksの具体的な活用方法について、お聞かせいただけますか?

井出:”課題・相談”という機能を使って、県内企業には抱えているお悩みや地域課題をどんどんシェアしていただいて、スタートアップ企業には県内企業の課題を各々が持つ技術やサービスで解決していただくのがメインの使い方ですね。
他の機能ですと、イベントの告知のために”マガジン”という機能を使っています。どのように告知すると、イベントに参加してもらいやすいかを試しながら使っています。

イベントに興味を持ってもらうため、イベントに先んじて一部をマガジンにて公開。
こちらのマガジンでは、県内企業やスタートアップ企業の関心の高いマッチング事例を紹介した。

県内企業の課題を噛みくだくことが、コミュニティオーナーの役割

────実際にコミュニティを覗いてみると、課題や相談の投稿が非常に多く、利用頻度の高さが分かります。よく見ると、運営側の方々も沢山投稿されていますね。

井出:実は、定期的に県内企業にアンケートを取ってヒアリングしたお悩みや課題を、県内企業の代わりに私たち運営側が投稿しているんです。本来であれば、県内企業に投稿いただく形式を取りたいのですが、企業によってはどこまで情報を出して良いのか分からないこともあります。それだけではなく、お悩みや課題を文章化することが難しい場合もありますね。
課題を認識する力や発信する力がまだ足りない場合は、課題の解像度を高めたり、言語化したりするお手伝いが必要となります。きっと他のコミュニティでも同様のことが起こるのではないかと思うので、他のコミュニティオーナーの方には「参加者が問題から課題を導き出すためのお手伝いをすることも、オーナーの役割」というアドバイスをお伝えしたいです。

実際に、事務局である静岡銀行が県内企業の課題を噛みくだき、代理投稿をした画像。
代理投稿することで、スタートアップ企業にもアプローチしてもらいやすくなっている。

────なるほど、それは必要かもしれないですね。県内企業の当たり前が、他の立場から見ると当たり前じゃないこともたくさんありそうな気がします。

井出:そうなんです。「そのやり方って変えられるよね、スタートアップ企業と連携すればうまくいくかも」といった気づきを県内企業が自力で得るのは大変なので、気づくためのきっかけづくりが必要と考えています。
県内企業とスタートアップ企業では仕事の進め方や言語が違うことも多いので、丁寧なサポートを心がけていますね。実際にやってみて、このサポートが、ビジネスマッチングへの第一歩になると感じています。”マガジン”や”ディスカッション”機能を使う時もそうですが、お互いが分かる言葉でコンテンツを作ることを意識しています。

オンラインとオフラインの融合を実現させたい

────#1にて、TECH BEAT Shizuokaでは定期的にイベントを開催されているように感じました。イベント毎にテーマを設けているのでしょうか?

井出:大きなテーマ設定としては「特定の産業に特化したイベント」と「全産業向けのイベント」の2つです。イベントの構成はそれぞれで特に変わりはなく、基本的には①先端技術に精通した有識者による基調講演②スタートアップ企業のピッチの2つから構成され、並行して県内企業とスタートアップ企業の商談が進むという流れになっています。

────イベントに参加される県内企業の数は多いですか?

井出:TECH BEAT Shizuokaは、静岡県と静岡銀行が主体となって運営していることもあり、参加企業数はかなり多いと思います。当行としては、お取引先の企業の方へ直接ご案内しています。ただ、最近の悩みとしては、参加してくださる企業が毎回同じメンバーになってしまうことです。なかなか裾野が広がっていかないことが課題ですね。

────今後は、まだあまり参加できていない企業の方にどう届けていくのかということがポイントとなりそうですね。

井出:そうですね、届けていくうえでは、可能な限りオンラインでの商談に対するハードルを下げる必要があると考えています。上場企業は情報感度がとても高いので、オンラインイベントになっても毎回参加してくださる方が多いです。しかし中小企業となると、まだまだ…といった印象です。やはりオフラインイベントも開催して欲しいというお声をいただくことはあります。

────全てのイベントをオンラインにするのではなく、オフラインも挟みながら運営していくことが大事なんでしょうか?

井出:そうだと思いますね。他のコミュニティーオーナーの方にとっても、オンラインとオフラインをどのように融合させていくのかという点は、共通の悩みなのではないかと思います。Tailor Worksに搭載されている機能を活用すれば、いろんな可能性を模索できると思うので、コミュニティオーナーの皆さんと一緒に意見交換したいと思っています。

Tailor Worksには多くのコミュニティが存在しているので、コミュニティの枠を越えてコミュニケーションをとれる点が良いです。特に、地方と地方の結びつきは、新しい化学反応が生まれる気がしていて楽しみです。

Tailor Worksには、静岡県だけでなく様々な地域の自治体や金融機関、企業が運営するコミュニティが登録されており、
他のコミュニティにも参加が可能。(承認制コミュニティの場合はコミュニティ管理者による承認が必要)
つながり申請を送ることで、個人でつながることも可能。

────別府市創業コミュニティのオーナーの方も、TECH BEAT ShizuokaでTailor Worksを知ってくださっていて、TECH BEAT Shizuokaの動向を気にされているので交流できたら良いですよね!
今回は、Tailor Worksの具体的な活用方法や、利用する中で感じた気づきを中心にお話を伺いました。次回は、TECH BEAT Shizuokaの今後の展望について、お聞きしていきます。

もっとTailor Worksについて知りたい方は、お役立ち資料をご覧ください。

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